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  • 2015.06.29

マッスル坂井の「ザッツ・リビング・レジェンド」 #36

マッスル坂井の「ザッツ・リビング・レジェンド」第34回 6・20『大喜利セリエA』

――6月20日(土)、バッファロー吾郎Aさんの大喜利イベント『大喜利セリエA』にゲスト出演されたそうで。松竹芸能所属でありながらルミネtheよしもとに出たんですよね(笑)。

坂井 まあ、誰にも特に触れられなかったですけど(笑)。ルミネの支配人みたいな人には「今回は坂井さんとやりとりしていいんですよね?」って言われたぐらいで。

――坂井さんは『大喜利セリエA』の前からも、バッファロー吾郎Aさんこと木村明浩さんの大喜利イベント『ダイナマイト関西』に出てますけど。まず振り返ると、木村さんとの出会いというのは?

坂井 出会いはmixiですね。

――ひと昔前は、mixiきっかけで他業種の有名人同士が繋がりを持つってことありましたね。

坂井 私は有名ではなかったですけどね。でも木村さんから「バッファロー吾郎の木村です、よろしくお願いいたします」ぐらいのメッセージが来て、返事して。そのときはそのやりとりで終わったんですけど、そのあと、後楽園ホールで『ダイナマイト関西』やったことあったでしょ(2006年8月22日)。あれを普通に観に行ったんですよ。

――招待とかじゃなく、いち観客として。

坂井 でも木村さんが舞台上から俺に気づいたらしく、スタッフの人が「木村が挨拶したいと申しております」って来て。おそるおそる、いつも使ってる後楽園ホールの控え室に行ったんですけど、雰囲気がまるで試合後のプロレス会場と一緒なんですよ。

――男たちが闘い終わった感じの空気なんですね。

坂井 ピリピリしてるっていうか、みんな汗をダラダラ流して、身体拭いたり着替えたりしてて。そこで木村さんに挨拶したら「たまたま気づきました、来てもらってありがとうございます、けっこう観に来られるんですね」「いや、試合で大阪行ったときには、うめだ花月とか行きますよ」みたいな会話して。そのままときどき飲むようになったんです。

――なるほど。

坂井 そのときの『ダイナマイト関西』って、大喜利を後楽園ホールで開催するっていうのは大胆な試みでしょう。あれは格闘技の聖地でもあるけど、『笑点』の会場でもあるわけですから。『ダイナマイト関西』は演出とか含め、格闘技大会のようなフォーマットを取ってるじゃないですか。でも、あれは実際に何に闘いを挑んでるかっていうと、『笑点』に闘いを挑んでるわけです。それも吉本の特攻隊みたいなメンバーで。のちのバラエティ番組を支えるタレントたちがたくさんいたわけでしょ。

――『ダイナマイト関西』は毎回出場者違いますけど、参考までにこのときの後楽園大会の出場者は、一般参加も入れると530人出場して、この後楽園での決勝トーナメントに残ったのが竹若元博(バッファロー吾郎)、井上聡(次長課長)、日村勇紀(バナナマン)、ケンドーコバヤシ、箕輪はるか(ハリセンボン)、西田幸治(笑い飯)、西澤祐介(ダイアン)、白川悟実($10)の8人ですね。

坂井 それがあって、木村さんと飲むようになって、大阪のバッファロー吾郎ファミリーが集う『たこしげ』って店にも連れて行ってもらったりもして。そのあとバーで、イベントとか大喜利に関する熱い話をしたんですよ。そして、そこで「もし後楽園ホールで、プロレスの興行と『笑点』の大喜利がダブルブッキングしたら?」って得たんです。

――プロレス興行の途中に『頂点』という演芸番組の収録が始まってしまう、『マッスルハウス3』ですね。

坂井 いわゆるフリップ大喜利ってあるじゃないですか。あれは松本人志さんたちが作ったんですよね。

――『笑点』なんかの大喜利って口頭でやるものだったのを、フリップとかスケッチブックに答えを書くようにしたのが松本さんや倉本美津留さんたちなんですよね。

坂井 もともとダウンタウンの番組でやってたり、松本さんが『ひとりごっつ』とかで1人でやるようになったのを、『ダイナマイト関西』ではそれをさらに進化させて、演出を過剰にして、お笑いの腕を試し合う試合形式として使ったわけじゃないですか。ヘンな話だけど、DDTとか『マッスル』でプロレスをやってた自分たちにとって、全日本プロレスとかノアのような、日本テレビでスポーツとして中継されていた「プロレスとはこうだ」みたいな試合が、大喜利で言えば『笑点』なわけですよ。

――古典というか。

坂井 そこに闘いを挑む構図というのは、木村さんがやっていることも、自分たちも、意外と一緒なんだなと思って。ライバルの設定の仕方っていうんですかね。

――「新しいことやってくぞ」みたいな。

坂井 もちろん、「ライバルは『笑点』だ」とか「ノアのようなプロレスじゃないとダメだっていう価値観との闘いだ」とか、はっきりは言わないですよ。勝手にライバルとして設定してやってるだけですから。でも、それが一緒なのがおもしろいなと思って。そうなると、『マッスル』でやった「プロレスと大喜利でダブルブッキングする」ってのはおかしいんだけど(笑)。

――まあ、ノアに闘い挑んでるならそこでノアの人とプロレスで闘えよって話ですよね(笑)。
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